日本V研
日本VTuber研究会について
早稲田V研は、日本VTuber研究会(日本V研)の設立に向けて準備委員会の一員として活動し、その事務局を担っています。
ここでは、日本V研設立準備委員会が目指すものについてご紹介します。
現在、様々な場所で、様々な人によって、様々な手法でVTuberについての研究が行われていることは論を俟たないでしょう。しかしながら、様々に行われている研究に対する、研究及び交流の共通土壌は未だ十分とは言えません。
VTuberに関する研究は、例えば様々な学会誌や論文誌の上で行われており、他方ではTwitterやnoteの「#VTuber学会」のタグ、あるいは、VTuberや文化に関する雑誌の上で発表されています。しかし、VTuberについての研究が様々な方面から行われている一方、その成果はあくまで各分野の枠組みの中で発表されているか、他の研究への波及性が低い形で公表されており、「VTuber」という視点から研究成果を共有し議論する場が十分であるとは言えないのではないでしょうか。
大学の研究者、一般の人々、学生、さらにはVTuberが組織を成して、研究を発表し、閲覧し、批評し、情勢を把握する場を構築することにより、VTuberに関する研究は飛躍的に発展させることが日本V研の目的です。
現在検討中の活動
VTuberに関する研究をテーマにしたフォーラムの開催
VTuberに関する研究の発表・共有・意見交換の機会として、フォーラムの開催を目指します。
VTuberを主題とした会報誌の発行
VTuberに関する論文や記事、特集などを収録した会誌を発行したいと考えています。
論文は、研究者によるレビュー付きの掲載を目標としています。
また、論文のみならず、VTuberに関する様々な記事を掲載するカテゴリも設け、より多くの方に親しんでいただける雑誌を目指します。
VTuberに関する研究を掲載する図書・雑誌の収集
VTuberに関する研究や論考を掲載した図書・雑誌は数多く発行されています。
それらの書籍を収集し、研究に役立つコレクションを構築することを目指します。
VTuberに関するアーカイブの構築
現状、VTuberに関する記録・記憶の保存は十分であるとは言えません。既に構築されている演劇に関するアーカイブなどを参考に、VTuberという存在に関する記録・記憶を後世に残すアーカイブの構築を目指します。
VTuberに関する調査・研究を行われており、日本V研にご興味をお持ちの方は、 waseda.virtual[at]gmail.com までご連絡ください。
(2023/8/12にVTrue Vol.1に掲載したものを改稿)